基本方針等を実際の数字に落とし込む作業です。

独立後、実際に動いてみたら資金が足らず開業できない、もしくは不本意な状態での開業となってしまうことも考えられますので、こちらも早い段階で検討することが大事なものです。

融資を受ける際にも必要となってくる書類です。

開業にあたっては、資金がいくら必要で、それをどう調達するかを検討しなければなりません。これを資金計画といいます。

最初に開業の際かかる費用等をすべて書き出してみましょう

かかる費用の合計額と、自己資金+銀行等借入金+親族等からの借入金の合計で収まるかを確認します。

資金が足りない場合には調達する資金を増やしたり、売上に対する貢献度で優先順位をつけてかかる費用を減らすことを検討します。

 (例)開業にあたりかかる費用

テナントの場合
内装費用、敷金・保証金、医療用機械、その他備品、広告宣伝費(開院案内、チラ、シ、看板代、内覧会費用等)雑費、運転資金 等

土地建物購入の場合
建築費、土地購入費、不動産購入に伴う諸経費(契約時の印紙代・司法書士費用・不動産取得税・登録免許税等)、医療用機械、その他備品、広告宣伝費(開院案内、チラシ、看板代、内覧会費用等)、雑費、運転資金 等

収入は少なめに、支出は多めに見積もるのが収支計画のポイントです。

開業後3年目ぐらいまで作成します。

毎月の支払をその月の収入で賄えているかどうか確認します。

収支がマイナスとなる月が続き、運転資金が底を尽きる時は諸経費の支払や借入内容の見直しが必要です。


(a)売上高 

「客単価×1日当たりの客数×月の稼働日数」で計算されます。

単価は6〜7000円が目安となります。

客数は年間2000人ぐらいが目安となります。季節による客数の変動も多少考慮して作成します。
 


(b)売上原価(仕入金額) 

目安は売上の20%前後となります。

 

(c)粗利益 

「(a)売上高 − (b)売上原価 」で計算します。


 
(d)経費 
 
人件費、広告宣伝費、交通費、通信費、水道光熱費、消耗品費、資料研究費、地代家賃、保険料、リース料、雑費等の予想額を記載します。


 
(e)その他 

借入金の返済額や生活費の予想額を記載します。
 


(f)当月収支 

「(c)粗利益 − (d)経費 − (e)その他 」で計算します。

 

(g)運転資金残高 

「前月の運転資金残高 + (f)当月収支 」 で計算します。

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十文字 良二
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