不動産に関する契約とは、店舗を借りて病院を開業する場合には、

“不動産賃貸借契約”

土地建物を購入して開業する場合には、

“不動産売買契約”

土地を購入し建物を建築する場合には、

“不動産売買契約”と“工事請負契約”      などとなります。

テナントにより開業する場合も自分で店舗を取得する場合も、契約前に近隣(家主も含む。)の方の同意を得ておくほうがよいでしょう。

動物の鳴き声や匂いなどを嫌う人もいますので、契約後に動物病院ができることに反対される可能性もあり、反対され病院が作れなくなると契約を解除するための違約金などの余計な負担がかかる可能性があります。

この様な事態を回避するため、契約前に近隣の方に挨拶などをして理解を得ておくことをお勧めします。

この挨拶の際に、防音対策や防臭対策についての説明ができるとより良いかもしれません。

不動産に関する契約だけではないのですが、契約書には契約を締結する前に必ず目を通し、内容を把握しましょう。

内容の分らないところは人に聞いたり、相手方に聞いたりして理解しておくことが大切です。契約した後にそんなつもりではなかったと言っても通用しません。

不動産売買契約や工事請負契約の場合には、金額も大きいですし個々に条件を確認する必要もあると思いますので、不動産に明るい人に一度みて貰うことも必要かもしれません。

ここでは不動産賃貸借契約について確認すべき事項を挙げさせていただきます。

賃料(坪単価が近隣相場と比べて高くないか)
共益費等の付随費用(毎月々の支払額はいくらになるのか)
保証金・敷金・礼金(近隣相場と比べて高くないか)
保証金の償却(契約終了時にいくら戻ってくるのか)
内装工事の負担(内装工事をした場合、家主が一部負担してくれるのか)
修繕費の負担(自分が負担しなければならない修繕とは何か)
契約期間・更新料(契約期間が何年で更新する場合の費用はいくらか)
退去時の返却方法(原状回復工事をしなければならないのか)

最低でも上記の事項は確認しておいた方が良いでしょう。

契約内容を確認して、その内容で変更して貰いたいことや物件調査のところで述べました、電気容量を増やさなければならなかったなどがありましたら、

外観のデザイン工事(病院を目立たせるための看板やサイン)や
スケルトンサッシ工事(受付・待合室が外から見えるようにする)が

可能かなどと合わせて契約交渉をして、納得できる内容になってから契約を進めましょう!!

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税理士・不動産鑑定士
十文字 良二
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