物件が決まりましたら、その物件の建築工事などを考えなければなりません。

この時病院の外観、待合室、受付、診察室などは自分たちが満足するものでなく、患者さんの側に立って満足できるかどうかを考えるべきで、

処置室、手術室、入院室、その他の院内施設は院内機能を重視して考えるべきだと思います。

病院の外観によっては、この病院に入り辛いといった印象を残すものもありますので、そういう印象のないようにデザインや配置などを考えなければなりませんし、看板などは人の目に一番触れそうな位置に設置すべきだと思います。

また、店舗兼住宅で病院を建築する場合には、生活が感じられないような外観にすることも必要でしょう。

(患者さんによっては住居と病院が一緒だと時間を関係なく病院に押し寄せることも)

動物病院の内装には、汚れや匂い、騒音に対する配慮が必要となりますので、床材・壁・天井の仕上素材や防音対策を良く考えましょう。

またカルテ棚受付カウンター薬棚などの家具も必要になり、その配置により作業効率に影響がありますのでこちらも熟慮しなければなりませんし、医療機器開業当初必要最低限のもので開始し、その後徐々に増やしていくことになるかと思いますので、その後のことも考慮した設計も必要です。

動物病院は他の業種の設備と比較して特殊なことが多いですので、次のことに気をつけましょう。

① 空調・換気設備・・・ 小さい部屋が多く各部屋に空調が行渡る効率的な設計、匂いや病原菌感染の防止をするため換気設計

② 給排水・ガス設備・・・ 待合手洗い、診察室、処置室、手術室、入院準備室、トリミング室、WCなどに使われますが、効率性とコストを考えた設計(テナントの場合には、現況の排水経路によってコストが変わってきます。)

③ 電気設備・・・ 小さい部屋が多く各部屋の照明が効率良く使える設計、医療機器によっては専用回路が必要な場合もあるので、医療機器の配置を考えた設計(レントゲン、無影灯など電力消費の多いものに配慮が必要ですし、配線ダクトも必要かと思います。)

なお、建築工事には多額の費用がかかりますので、予算との付き合わせにより開業時にすべきもの将来でも大丈夫なもの優先順位を決めておくのも良いでしょう。

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十文字 良二
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